My Filter a les co les Photographies 『主観・あれこれ写真三昧』ドキュメンタリー フォト エッセイ

「唐津くんち」2010宵山1


「豪華な漆工芸作品、14体の「曳山」(ヤマ)」と、
「お洒落な出で立ち、羽二重の「肉襦袢」(にくじばん)」

=国の重要無形文化財に指定された他に類を見ない祭り=




今年も「唐津くんち」の日がやってきた。
去年に引き続き、今年も無事に写真撮影する事ができました。

誕生月のこの時期、毎年巡ってくる唐津くんち。
楽しみにしながら、またレンズを向けられる状況を、
改めて、素直に、率直に有り難いことだと感じている。



さて、少し整理できつつあるのでアップしてみましょう。

昔から感じていますが、
祭りはやっぱし「夜」ですねえ。
この唐津くんちも例にもれず、「宵ヤマ」、ですねえ。

そして、いつも感じるのは、
「全国他に無い、唯一のヤマ」素晴らしい。
多くの日本の祭りのヤマは、その年だけ、
祭りが終わればヤマは崩され、例えばそれぞれが持ち帰る。
そこには「潔さ」が感じられる。

そんな中で、唐津くんちのヤマ・「曳山」は珍しく、
ず〜〜〜と、受け継がれ維持し、保ち継がれている。
定期的に修復、漆の塗り替え等しながら、
この間曳山が登場して約200年、脈々と、
しかも、唐津というこの小さな街で、
尚かつ、城下町とはいえ、
決して経済事情に恵まれ続けた訳でもないにも関わらず、
なんと、14体も維持しながら本年に至っている。
この漆塗りの曳山、維持するだけでも相当に、費用がかさむ。


そして毎年、年を重ねるにつれ、観光客の足が増えるのなんのって・・・
昔を知っている私としては若干複雑な思いも・・・
そんなこんなで、簡単に写真撮影がしにくい状況にもなってきている。

いずれにしても先ずは、
唐津くんちの「曳山」がもつその「美しさ」「感嘆」「誇り」「求心力」など、
人がヒーローに群がるように集まってきた、そんな様をアップしましょう。
そして、狭い路地のミラー越しの姿などを。





「唐津くんち」2010宵山1_c0122685_18183664.jpg



「唐津くんち」2010宵山1_c0122685_1820931.jpg



「唐津くんち」2010宵山1_c0122685_1821273.jpg





by photoartplan | 2010-11-10 18:43 | 唐津くんち | Comments(0)