My Filter a les co les Photographies 『主観・あれこれ写真三昧』ドキュメンタリー フォト エッセイ

「唐津くんち」2009宵山2『粋で艶』

「豪華な漆工芸作品、14体の「曳山」(ヤマ)」と、
「お洒落な出で立ち、羽二重の「肉襦袢」(にくじばん)」
=国の重要無形文化財に指定された他に類を見ない祭り=






11月2日 宵山

この漆の曳山、制作費は現代に換算すると
1億とも2億とも言われている。
いくら城下町とはいえ、この狭い町で山を14体も、
つまり14町が各々よくぞ作った、と兎に角感嘆する。
そして現在、漆の塗り重ねなど維持費は相当なものだと思う。
町内の人たちの負担は大変なものだと思う。

しかし、唐津っ子は、「正月に帰らなくても、くんちには帰る」のだ、
と今もがんばっている。
法被姿の唐津っ子たちが「エンヤー、エンヤー」「ヨイサー、ヨイサー」
の掛け声を夜の町に響かせて巡行していく。

法被、地元では肉襦袢(ニクジバン)は、
羽二重(はぶたえ)という正絹の2枚重ねの生地でできていて、
そんじょそこらの祭りと違ってすごーくお洒落。
背中の模様も曳山とコーディネートされている。
はちまきなども当然町内ごとにデザインが違い、心憎い作り込みなんです。






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今年の期間中の観客は51万人だったとか。
Commented by penta_LX at 2009-11-10 23:43 x
笛の音が頭の中に響いてきました。
私にとってもかけがえのないもののひとつのようです。
もう十年以上見てません。
来年は、子供と一緒に生きたいと思います。
それにしてもすごい人・・・。迷子になるわけですね。
Commented by photoartplan at 2009-11-11 22:15
くんちの空気と音とが心の記憶に刻まれている筈です。
来年は子供にその親父の記憶を同期させてください。
祭りというものはそういうことで引き継がれていくのでしょうねえ。
by photoartplan | 2009-11-10 00:05 | 唐津くんち | Comments(2)