My Filter a les co les Photographies 『主観・あれこれ写真三昧』ドキュメンタリー フォト エッセイ

インドシナ周遊の旅(31)ハノイ(8)ベト鉄(6)ロンビエン鉄橋を歩く

 
 
香港~マカオ~ハノイ~ニンビンと
南シナ海に面しインドシナ半島に南下する
3ヶ国、4街を巡る「けちけち」周遊の旅
 

「千年都市ハノイ」
ついつい来たくなる地 

そしてまた
「ガー・ロンビエン」ロンビエン駅
またまた足を向けてしまうこの界隈

(前回から続く)
 
「ロンビエン鉄橋」

フランス統治時代、1902年完成
ロンビエン駅から紅河(ホン河)を渡る全長約1.7km
の鉄道橋で、完成当時は世界第2位の長さを誇る橋梁
エッフェル塔と同じ設計者によるものとの説があるが
定かではない

この間、ベトナム戦争を経て度重なる空爆の標的となり
その度に不屈にも修復し生き延びてきて、実に115年
美しいフォルムのトラス構造の多くは失ってしまったが
今も尚現役で活躍する、まさにレジェンドの名に値する

 
 
ロンビエン駅から見た鉄橋入り口部分
赤い看板にはこう記されているらしい
「交通安全は全ての家庭にとって幸せ」
 
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やはり老朽化は否めない、線路も曲がっている
列車はスピードを落とし、徐行運転で橋を渡る
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橋梁高架下から、鉄骨部をじっくりと見上げてみた
H鋼の梁が縦横に走り、ブレースで補強されている
枕木もたくさん入っている、裸電線の束が横切る
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全長1.7kmの内、紅河の部分は4割弱程で
その他残りは河川敷や住宅地になっている
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トラス構造の鉄道橋で中央に単線の軌道があって
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その両側に、一方通行の2輪専用道と歩道がある
ここだけは地上と違って、左側通行となっている
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遠く下流に見える橋は、Chuong Duong(チュオンズオン)橋
開通に伴い、ロンビエン橋は4輪と2輪車の通行を禁止したが
その後交通渋滞激しくなり、2輪の通行を引き取り現在に至る
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道路には途中に道幅がふくらんだ、安全地帯的なスペースがある
そこにバイクから降りて、河を眺め一服するおじさんに出会った
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しばらくすると線路の方に歩き出し柵に腰掛け、「じゃあ」と言うような
アイコンタクトをしたかと思うと、全く身軽にあっさりと線路をまたいで
反対側へ渡って行った、まあーあっけにとられた
なるほど、反対側安全地帯でバナナ売ってんだあ
何でもありだなあー!
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次回訪れた時は、是非この河川敷に降りて、間近で
ロンビエン鉄橋の中央部全容を撮り留めたいものだ
 
 
 
 
 
by photoartplan | 2017-07-18 23:17 | ベト鉄沿線模様 | Comments(0)