2017年 07月 18日
インドシナ周遊の旅(31)ハノイ(8)ベト鉄(6)ロンビエン鉄橋を歩く
香港~マカオ~ハノイ~ニンビンと
南シナ海に面しインドシナ半島に南下する
3ヶ国、4街を巡る「けちけち」周遊の旅
「千年都市ハノイ」
ついつい来たくなる地
そしてまた
「ガー・ロンビエン」ロンビエン駅
またまた足を向けてしまうこの界隈
(前回から続く)
「ロンビエン鉄橋」
フランス統治時代、1902年完成
ロンビエン駅から紅河(ホン河)を渡る全長約1.7km
の鉄道橋で、完成当時は世界第2位の長さを誇る橋梁
エッフェル塔と同じ設計者によるものとの説があるが
定かではない
この間、ベトナム戦争を経て度重なる空爆の標的となり
その度に不屈にも修復し生き延びてきて、実に115年
美しいフォルムのトラス構造の多くは失ってしまったが
今も尚現役で活躍する、まさにレジェンドの名に値する
ロンビエン駅から見た鉄橋入り口部分
赤い看板にはこう記されているらしい
「交通安全は全ての家庭にとって幸せ」
やはり老朽化は否めない、線路も曲がっている
列車はスピードを落とし、徐行運転で橋を渡る
橋梁高架下から、鉄骨部をじっくりと見上げてみた
H鋼の梁が縦横に走り、ブレースで補強されている
枕木もたくさん入っている、裸電線の束が横切る
全長1.7kmの内、紅河の部分は4割弱程で
その他残りは河川敷や住宅地になっている
トラス構造の鉄道橋で中央に単線の軌道があって
その両側に、一方通行の2輪専用道と歩道がある
ここだけは地上と違って、左側通行となっている
遠く下流に見える橋は、Chuong Duong(チュオンズオン)橋
開通に伴い、ロンビエン橋は4輪と2輪車の通行を禁止したが
その後交通渋滞激しくなり、2輪の通行を引き取り現在に至る
道路には途中に道幅がふくらんだ、安全地帯的なスペースがある
そこにバイクから降りて、河を眺め一服するおじさんに出会った
しばらくすると線路の方に歩き出し柵に腰掛け、「じゃあ」と言うような
アイコンタクトをしたかと思うと、全く身軽にあっさりと線路をまたいで
反対側へ渡って行った、まあーあっけにとられた
なるほど、反対側安全地帯でバナナ売ってんだあ
何でもありだなあー!
次回訪れた時は、是非この河川敷に降りて、間近で
ロンビエン鉄橋の中央部全容を撮り留めたいものだ
by photoartplan
| 2017-07-18 23:17
| ベト鉄沿線模様
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