My Filter a les co les Photographies 『主観・あれこれ写真三昧』ドキュメンタリー フォト エッセイ

韓国伝統美への旅(37)農楽(2)ヨルトゥバル

(前回から続く)


農楽の醍醐味の一つには、踊りの視覚的な優美さと躍動感があると思う。
例えば、頭の帽子の先に、ヨルトゥバルと呼ばれる長い白い紐をつけていて、
その長さは12歩幅もあり、それを首のスナップを利かせて大きく振り回す。

小鼓(ソゴ)を叩きながら、踊りに合わせ大きくヨルトゥバルを振り回す。
この軌跡が実に美しい、優雅である。
新体操のリボンはここから来たのかと思いたくなるぐらい。

ところがこれが、徐々に、徐々に拍子のテンポが速まるにつれて、
優美というよりむしろ、パワフルさが増してくる。
テンポに合わせ頭もす少しづつ激しく動き出し、
しまいに「8」の字をヨルトゥバルが描く頃には、
頭がどうにかなりそうで・・・
酸欠状態にもなりそうで・・・
文字通り汗がほとばしり・・・
後ろで結んだ腰の紐は、背中とはあっち向きの逆方向へ大きくなびき、
まさしく、トランス状態。


すぐそばまで「寄り」、「肉迫」している、
今や「関係者」カメラマンとも成った私も、
同様にトランス寸前状態。


=韓国伝統芸能「農楽」『ヨルトゥバル』=
「リズミカルな音と、躍動的な舞に、心躍りながらシャッターを切り続けた!」



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基本情報:農楽
by photoartplan | 2010-12-29 15:40 | 韓国伝統美への旅 | Comments(0)